こぼれ話 撮影秘話

撮影秘話

今回は社史制作の中で写真撮影が果たす役割は意外に大きいというお話。

たとえば「社史用に社内風景を撮ります」とカメラクルーが入ると、みなさんそれなりに身構え、撮影時のいろいろな要請(回りを片づける、ポーズをとるなど)にもとても協力的になっていただけます。それほどに歴史に残るというのは大きいのです。

そしてそのとき、社内のみなさんの中に社史制作が再認識されます。また社史担当者の存在と働きも同時に再認識されるのです。周年(事業)に対する意識はこうして徐々に高まっていきます。

一方、制作会社の立場からも、ロケハンも含めると何度か社内各所におじゃますることになるので、その会社と社員のみなさんの雰囲気を感じとろうとします。このように社員の方々とじかに接することはなかなかできることではありませんから、この際とばかりにいろいろな情報を得、社史づくりに生かします。もちろんあまり図々しくすると敬遠されてしまいますので注意は必要ですが…。

それと、これは社史ご担当者の方にはじつに申し上げにくい話なのですが、撮影や取材の際の段取りやそれに対する社内の対応をみると、その方の実務面での能力やその会社での社史の位置づけがわかり、それもまたその後の社史制作の進行においてたいへん参考になります。まあこれはお互い様の話ではありますがね…。終わりがよろしいようで。 (宮正)

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