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表紙

『飛翔 縁ある人々を大切に  コンビ50年史』

できるだけ多くの方々に親しんでいただけるものを残したい、
そんな思いから、イラストをふんだんに盛り込んだ社史
というコンセプトが生まれました。

A4判 並製本 オールカラー、56頁 2007年12月発行

コンビ株式会社 総務人事部 総務グループ マネージャー 和田 裕之 様

50周年というタイミングで初めての社史を制作されましたが、その経緯について教えていただけますか?

会社の歴史を半世紀という節目で残したい、という思いがトップにありまして、それをきっかけに社史の制作に取り組むことになりました。「飛翔」というタイトルにも、50年前に生まれた小さな会社がここまでやってきた、という成長の歴史をこの一冊で一通りまとめて、それを礎にさらに飛躍する、という思いをこめてつけました。

当初は歴史資料の収集・整理だけで、社史を制作される予定ではなかったとうかがいました。結局、社史を制作されることになったいきさつをお話しください。

完成社史

本に残すか、データだけまとめるか、手段や方法について社内でもさまざまな意見がありました。結論として、会社の歴史をまとめるならば、できるだけ多くの方々に親しんでいただけるものを残したい、という方向で話がまとまり、本としての社史を作ることに決定しました。発刊予定の一年ほど前、資料の整理やまとめが終わったころだったと思います。

御社内ではどのような制作体制で臨まれましたか?

制作については実質的に私一人で取り組みましたが、資料整理については広報・総務部門にサポートしてもらいながら作業を進めました。そのほかOBの方々には、写真や資料のご提供はじめ、かなり広い範囲でご協力いただいています。

制作中に、文章中心の社史から、イラストを前面に押し出した誌面づくりに切り替えられました。その理由や経緯をお話しください。

完成社史

最初の企画案では、文章を親しみやすい物語風に仕上げたいという発想だけでした。ところが、制作を進めるうちに、一歩押し進めて、できるだけコンパクトにして、ビジュアル面でも訴えるほうが、よりわかりやすく、親しみやすいし、今後入ってくる若い世代にも見て学んでもらえるという思いがつのってきました。この点についてトップのこだわりは強く、検討の過程ではマンガ仕立ての社史にしようというアイディアもあったほどです。しかし、マンガに仕立てるには時間的、予算的な制約もあって、結局、物語風の文章に、やわらかいタッチのイラストを挿絵としてふんだんに盛り込んだ、一見絵本のような社史というコンセプトに落ち着きました。

そのほか企画にあたって特に重視された点はありますか?

我々の扱い商品は若いお母様方に向けてつくられています。コンビとして大切にしてきたイメージが社史にも反映されるよう、デザイン面は強く意識しました。企画の意図である見やすさを維持しつつ、イラストを効果的に配置して、全体的にやわらかく、それでいてくだけ過ぎていないよう配慮したつもりです。  
また、我々はメーカーとして今日まで商品にはこだわってまいりましたので、その歴史が社史上でも再現できるよう力を入れました。

制作にあたって、特に苦労されたことはなんでしょうか?

完成社史

過去のデータや記録の扱いですね。社史のために収集・整理したデータはかなりの量がありましたが、今回の社史のコンセプトのひとつはコンパクトで見やすいということです。そこで、いかに絞り込むかに苦しみました。結局、会社の成長の足跡が端的にわかるものだけでよいという基準を決め、売上高や社員数などわずかなものに絞り込みました。でも、先のコンセプトが固まっていなかったら、どこまでこだわって載せるべきか、もっと判断に迷って苦しんだことでしょう。  
それと、7~8年ほど前に古い資料をまとめていた倉庫が水に浸かってしまい、部分的に資料の穴が開く期間がありまして。会社の歴史をまとめる、という段にあの資料があったなら、とたびたび思わされました(笑)

配布先と、配布後の反響についてお聞かせ下さい。

お取引先からはインパクトの強い社史だとお褒めの言葉を頂戴しました。社内配布分については、記念としてだけではなく、社員教育の機会に使えたらと思って配布したところ、人事担当からこういうものがあると会社説明会といった場でも使いやすい、という意見をもらいました。既存の会社案内にも社史の内容と近い情報は掲載していますが、見やすさが手伝ってか学生の方にも意図するところが非常に伝わりやすいという話です。

これから社史を制作される方々にアドバイスがありましたら、お願いいたします。

完成社史

会社の歴史にもよると思いますが、当社の場合成長期を知るOBの方々と十分に情報交換できたのが非常に大きかったと思います。そういう方が何人かいれば、お互いにやり取りしあって、不鮮明だった事情がはっきりしてきます。もし社史を作ろうという企画があがったならば、誰に聞けばいちばん良いのか、というのをキーポイントとして押さえることが大切ではないでしょうか。

どうもありがとうございました

■コンビ株式会社

http://www.combi.co.jp/

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