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表紙

『フルノ60年史 知恵と創造の物語 For the next Stage』

より多くの方々に古野電気を理解してもらうため、
読者対象を意識して、海外版(英語)や新書版も発刊しました。

A4判、並製、308ページ、2008年12月発行

古野電気株式会社 人事総務部 次長 武石 通利 様
総務課 主任 秋吉 紀明 様

社史発行の決定はどういったタイミングでしたか?

完成社史

3年ほど前からで、執筆者にトップから勅命があり、概ね以下のスケジュールで進めていきました。   
(1) 50年史までのデータ確認   
(2) 技術の変遷と海外展開に焦点を当てたことから、OBへの取材を実施   
(3) 新商品開発や海外展開を裏付ける写真を探す   
(4) 年表の再作成(役員年表、商品開発年表、海外事業所年表等)
(5) 執筆は概ね2年半をかけて担当者が行い、リライトに数ヶ月、校正に数ヶ月   
(6) 完成   
(7) 配布

どのような編纂組織で臨まれましたか?

特にプロジェクトを組んだということはありませんでした。実際には3名で取り組みました。内訳は以下の通りです。
●執筆者:1名(元常務取締役で、退任後、子会社社長を経て顧問として再入社し、60周年史編集責任者として執筆)
●データ収集者:2名(総務課内)

30年史から10年おきに発刊されていますが、その理由をお教えください。

完成社史

当社では必ず10年ごとに発刊することにしています。その理由は、以下の通りです。  
(1) 会社の発展は、過去の積み重ね(歴史)の上に成り立っており、その検証ができないままに新たな歴史を作り上げることは危険である。  
(2) 歴史を検証する上での最長スパンは10年である(それ以上長くなると検証が不可能となる)。

原稿は御社で作成されましたが、その理由をお教えください。

完成社史

当社の歴史は、技術と事業展開に特徴があり、これらは、部外者(第三者)では、理解できないところが大きいと判断しました。今回の筆者は、過去の社史と趣を変え、技術の変遷と海外事業展開にスポットを当てたことから、もともと技術畑出身の筆者による専門的な知識を活用することにしました。

編纂にあたって、50年史との違いなどは意識されましたか?

完成社史

50年史をそのまま使うと、ボリュームが更に拡大することから、大幅に割愛し、最新の10年間を主に取りまとめました。50年史では取り上げ切れなかった技術の変遷や海外展開の苦労話等も60年史では新たに取り入れました。また、前回の筆者の聞き取り間違いによるものと思われる記載内容の誤りも発見されたため、60年史で修正を加えた部分もあります。

60年史で特に留意されたポイントはどこでしょうか?

完成社史

なるべく写真を多く紙面に掲載し、読みやすい紙面づくりを心がけました。また、創業者の精神とこれまで60年の歴史を作り上げてきた諸先輩方の苦労を紹介する一方で、現在の当社を支えている部門やその発展過程を広い範囲から捉えるように配慮しました。  

さらに、経営者の意思決定だけでなく、その意思決定を支えた現場サイドの社員の活躍にもスポットを当て記述するようにしました。

編集後記によれば、記述の確認・照合作業でご苦心されたようですね。

実際に従事した方の記憶が曖昧になってきており、前回の社史作成時の取材と今回の取材に協力していただいた方が異なるなど、どちらが正しいのかを検証することに大変苦労しました。

60年史に続いて、資料集、ダイジェスト社史(新書版、英語版)を発行されました。

完成社史

過去の社史は、日本語版(日本人だけを対象)だけでしたが、現時点での海外展開を考えた場合、海外拠点勤務者により誇りと自信をもって従事していただくため、古野電気の歴史をしっかりと認識していただくことを目的として、英語版を作成し、海外従業員全員に配布しました。  

また、日本語のダイジェスト版については、特に学生向けとして作成しました。これは、リクルート用資料として活用するもので、いかに当社に興味を抱いてもらえるかを意識して制作しています。

以上のほかに、制作にあたって、特に苦労されたことはなんでしょうか?

完成社史

過去の写真が整理できていなかったことから、どこに保管されているか把握できておらず、集めるのに苦労しました。

配布先と、配布後の反響についてお聞かせください。

社史は社員が会社の理解を深めるツールとして役立っていると思います。英語版は海外子会社の従業員が本社の歴史を知り、より身近に古野電気のことを認識できるようになりました。また、外部の方には取引先への会社紹介、説明ツールとして社史を活用し、特に新書版は会社訪問の学生に配布し、会社を知るためのひとつの材料となっています。

これから社史を制作される方々にアドバイスをお願いします。

締め切りがあるので、大変だと思いますが、しっかりとスケジュールを作成し、2~3ヶ月は余裕を見て取り組むことが重要でしょう。

ありがとうございました。

■古野電気株式会社・プロフィール
1948(昭和23)年創立。兵庫県西宮市に本社を置く、魚群探知機や船舶レーダーをはじめとする船舶機器総合メーカー。現在では技術・開発力を生かし、医療、航空、ITS分野などへ進出。事業分野を海底から、海上、陸上、航空、宇宙へと着実に拡大している。

http://www.furuno.co.jp

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