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表紙


『オーウエル70年のあゆみ』

A4判、124頁、並製、2013年1月発行


お世話になった方々のご恩を大切にして、成功や失敗の歴史を糧とするために社史をつくりました。

オーウエル株式会社 総務人事部 総務グループリーダー 小谷 憲彦 様

“社史は配っておしまい”になることも多い中、貴社では社史を積極的に活用した取り組みを行われたそうですね。

完成社史

社員を対象とした懸賞論文募集のことですね。論文のタイトルを「70年史を読んで~これからのオーウエルと私の役割」に統一して、当社のこれまでの歩みを「温故知新」して、なおかつ社内に浸透させることをねらいました。

当社の社員は500人弱で、140を超える論文が集まりました。委員で予備選考したものを社長に本審査してもらうことになっていましたが、社長としては社員の感想が気になって、全論文に目を通したようです(笑)。

受賞作についてお話しいただけますか。

完成社史

最優秀賞は入社6年目の男性社員の作品でした。当社の様々なチャレンジの歴史を社史から読み取り、お客様への新規提案に活かしたいと考えたそうです。その志を持って業務に当たり、お客様が新商品の開発に成功して大変感謝された、という内容でした。

当社は商社ですが、現場の大切さを学び、単に従来通りに物を売るだけでは成長はないと気付かされたということですね。 お客様の工場に常駐して作業を行うグループの一つからはグループ全員が応募してきました。
後日、聞いたところマネージャー自ら応募用の原稿用紙や筆記具を用意・配布して、1行でも2行でも書いて提出してくださいと呼びかけたそうです。
そのリーダーシップや熱心さに対し、特別に賞を設けて、特別グループ賞を与えました。

社員だけではなく、外部委託契約者で応募してくれて特別賞を受賞した人もいます。社史を読み、当社で行っている事業を通じ、自らの業務が世の中の一翼を担い役に立っていることに誇りを感じ、大変やりがいを感じる。これからも忠実に業務を行っていきたいと宣言してくれました。

意見、感想に何か傾向はありますか。

完成社史

当社の歴史がこれほど山あり谷ありで知らなかった事実がたくさんあったという意見や、いくつもの苦境や失敗を乗り越えてきたチャレンジ精神を読み取った、という意見が多かったですね。

140を超える論文が集まった理由の一つに、当社では社史の文章を物語風にしたことが挙げられます。「社史の文章は退屈では?」と思われている人が多いものですが、読みやすかった、面白かったという声が圧倒的でした。

そのほか社史の企画・制作・編集で工夫をされたことはありますか。

完成社史

全社員の写真を部やグループごとに掲載して大変喜んでもらえました(笑)。
自分が載っていれば、社史に親近感を持ちますし、普段は顔を合わさず電話で業務上でのやり取りをするだけの相手の顔を社史で見ることもできます。
お互いの距離が近づき、社内に一体感を醸成できました。

社史を上手に活用されていますね。

完成社史

OBの皆さんにも配布しまして、「上手くまとまっている」、「良く作ってくれた」と喜ばれ、御礼状や電話をいただきました。


お忙しいところありがとうございました。

■オーウエル株式会社 プロフィール
塗料・塗装機器のほか化成品などの販売を通じて“ものづくりのお世話役”として産業を支える。

http://www.owell.co.jp/

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