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表紙

常盤電機株式会社 50年の歩み
『全社員が主役のサステナビリティ企業をめざして』

50周年という“チャンス”を社員教育と企業イメージアップに活用!取引先から社員まで、親近感を覚えてもらえるよう全力を尽くして記念事業と相対す

A4判 72ページ 並製本 2007年5月発刊

常盤電機株式会社 代表取締役 常盤 充 様
企画室室長 服部恒司 様

会社として社史発行の決定をしたのは、発刊予定日のどのくらい前でしょうか?

服部私がはじめて知ったのは、一昨年の夏、2年ほど前です。

常盤最初に話にのぼったのは3年くらい前ですね。当初はプロの出版社に企画を依頼するか、社内で企画し簡素にするか、意見が分かれました。

今回が初の社史製作となりましたが、社史を作ろうと思われたきっかけをお教え下さい。

常盤50周年という記念に社史を作らなければ、もうチャンスは無いと思ったのが直接のきっかけです。50周年という時間は1度しか来ません。また周年はというのは、チャンスだと思ったので、こうした機会を逃したくなかったんです。これまで1度も社史を作ったことがなく、写真などの資料、先輩方にインタビューできる最後のチャンスとも考えました。

当初考えておられた社史と完成したものと、どのような差がありますか?

完成社史

常盤社史を作ることを思い立った当初、門外不出になっても良いから、社内の赤裸々な歴史として残せるものとし、秘伝書として活用することを意図しました。しかし、取材を重ね、出来上がった原稿を読むと、別段社外に出して恥ずるところのないものだと思い、社外に広く知ってもらうことも意識し、完成に至りました。おかげで、80社200名の幹部の方とお会いし、手渡しすることでお客様、仕入れ先の方々との関係がさらに強められたと思います。

服部出来上がりもさることながら、製作途中で出会った資料の見方自体が変わったように思います。先輩方が何も無い時代に、様々な工夫で仕事に取り組まれた足跡を拝見し、感服すると同時に、会社の歴史というものの重みを教わりました。

社史の中で特に伝えたい部分は、どなたに対してどのようなことでしょうか?

完成社史

常盤先ほどの繰り返しになりますが、社内の歴史をそのまま社員に伝えたかったのです。サブタイトルの「全社員が主役のサステナビリティ企業をめざして」という言葉で、活き活きと働いている全社員を表現しました。

社史を通じて一番言いたかったのは、過去と未来をつなぐ関係ということでしょうか。今の現実は過去の結果でしかない。未来を決して保障するものではないと自覚することは大事なことなんです。“メモリーズ”という社史の中のコーナーでは、わが社のエポック的なシーンをOBの方々が語ってくれていますが、そう言った歴史を自分たちも作っていくんだと思って欲しい。目標を持って毎日を生きることがいかに大切かを、知ってもらえればと思います。

以上のほかに、製作にあたって、特に苦労されたことはなんでしょうか?

完成社史

服部過去、総務として20年蓄積してきた資料が、倉庫の整理とともに間違って廃棄され、昭和のある年代の資料が極端に無い状態でした。廃棄された中には写真もあり、収集に苦労しました。

常盤また、お客様に納入されているシステムの写真などは、企業秘密のこともあり、写真が全く無い。そして、社史という観点で写真を保存するという意識がないものだから、いざ説明用に写真を探しても無かったということが、苦労したところでした。

配布先と、配布後の反響についてお聞かせ下さい。

完成社史

常盤まず、社員の反響としては、社内で昔のことを語る若い社員がでてきたことは嬉しいことです。劇的に効果が出てきたというわけではないですが、良い傾向だと思っています。会社の歴史に対する社員の興味の度合いが、仕事に対するモチベーションをあらわしているような気がします。

お客様、取引先さまに関しては、即効性のある効果がありました。半年かけて社史を手渡しする機会を得、社史を通じてお話ができたことで、大きな変化があったと思います。長いお付き合いの中でも「こんなことしてたんやなあ。全く知らんかった」というような驚きの声もあり、会社の能力を伝えきれていなかったことを発見できました。また、社史を通じて関係がさらに深くなり、“常盤ファン”とまでは言いすぎかもしれませんが、より懇意に接してくださる取引先さまが増えたと思っています。

また自分としては、先輩方の足跡、特に創業者である前社長の足跡を目に見える形で残せ、喜んでいただけたことも嬉しいことでした。

これから社史を製作される方々にアドバイスがありましたら、お願いいたします。

常盤社史は長い歴史をとどめるものです。漠然とでも良いから社史を作るならこんな感じだろうというイメージを持つことで、資料の整理がしやすくなるのではないでしょうか。写真の収集は手間もかかるので、しっかり行ったほうが良いです。社内報をつくっておけば、トピックスなどは調べやすくなります。

ありがとうございました

■常盤電機株式会社 プロフィール

日立の特約店とし、「生産設備」「環境・ビル施設」「情報通信・半導体」の各分野で活躍する技術商社。

http://www.tokiwa-electric.co.jp/

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