こぼれ話 社史で会社が伸びた!!
社史で会社が伸びた!!
納品したお客様から、1年ぶりにお電話をいただきました。
用件は社史に使用したデータに関するお問い合わせでしたが、その第一声が忘れられません。
「社史を出してから、ウチの会社は伸びてねぇ」
まさに“担当者冥利につきる”嬉しい瞬間です。このお客様は、社史を「営業ツール」として活用すべく企画を練ったお客様でした。それも周年記念事業として「株式上場」「社屋の新築」「社史の発刊」を企画され、この3つを連動させて相乗効果を高められたお客様として強く記憶に残っています。
その一端を社史の企画で垣間見ますと、まず口絵は株式市場向け冊子の事業紹介と一致した構成とされました。投資家が社史をみれば、同じ事業紹介がビジュアル版で展開しているという仕掛けです。
中程には、近年注力されている新規分野の著名教授と社長様の対談を掲載されました。これは後で抜き刷り(そのページだけを抜き出して別冊子として印刷すること)にして発行年に行われた地域産業振興イベントでも使用することを前提にした、いわばPR企画でした。
資料編の後半には、社史にしては詳細な商品紹介が載せられましたが、これは営業セクションからの要請に基づいた企画とお聞きしています。「狙いを明確にすれば、社史は企業活性化のツールになります」と日頃お勧めしている立場としては、その正しさをお客様の声で確かめられることほど心強いことはありません。この日の晩酌の味は格別でした。
(企画営業 吉田武志)