読まれる社史にするために3 社員参加を心がける

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誰しも、自分が協力して作ったものへの愛着心は強いものです。まして、自分の文章や写真が掲載されている社史や記念誌ならば、大切に保存してもらえます。

まず、知らせる

社史・記念誌を編纂する場合、まず従業員に知らせて関心を持ってもらい、そのうえで協力を求めることが大切です。

その方法は、企業規模や事業所数等によって異なりますが、社内報、組合報、掲示板などでの呼びかけが考えられるでしょう。また、進捗状況を知らせることも忘れてはならないことです。

情報提供を呼びかける

主な出来事の資料(記録等)、写真、投稿、アンケートへの回答、座談会への出席などがごく一般的です。また、場合によっては「どのような企画を望みますか」といった意見を予め聞くのも一つの方法です。

投稿を呼びかける

テーマとしては、誰もが書きやすい「入社したときの思い出」「記憶に残る出来事」など、取っつきやすいものが多いようです。ただ、投稿されたものすべてを掲載できるとは限りませんから、そのことは予め断っておくことが必要です。

特定テーマによる「論文」を募集する

「21世紀に生き残るために、いま我が社に必要なことは」とか「我が社の緊急課題」といった堅いものから、「もっと楽しく働くために」「コミュニケーションをよくする方法」など、制作する本によってさまざまなテーマが考えられます。この場合、表彰状や記念品を設定するのも一つの方法です。

アンケート

本音を聞くというのであれば、無記名が無難です。内容としては、「あなたの1日でいちばん楽しいひととき」「いまいちばんしたいこと」といったごくプライベートなものや、「あなたが今、会社の仕事で取り組みたいこと」「あなたの上司採点」といった仕事がらみのことまで、幅広く考えられます。

社員名簿・写真の掲載

定年退職者の名簿が記録として残っていれば、その方たちと、現職の社員を同時に掲載することも可能です。また、在職者の方の職場ごとの集合写真や顔写真を掲載する方法があります。さらに、アットホームな企業の場合、創業以来の全社員の名簿を掲載する例も見られます。

カウントダウンポスターの掲示

記念日をめどに編纂を進めているのならば、「記念日まであと◯ヵ月」と残り月数を毎月出してゆくような工夫をして徐々に社員さんの関心を高めてゆくことも可能です。
カウントダウンポスターのサンプルはこちらよりご覧いただけます。

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