『イハラの挑戦 50年の軌跡』(50周年記念ムービー)
記念式典中にムービーを鑑賞。皆で一緒に歴史を振り返る時間となりました。
A4判上製・ボール函入りケース A4判年表リーフレット付きトールケース
B6判年表リーフレット付き 2014年7月発行
イハラケミカル工業株式会社
人事総務部 総務課 課長 陰山浩之 様
今回、記念ムービーを制作されたきっかけは何でしょう
創立が1965(昭和40)年ですので、本来ならば来年2015(平成27)年が創立50年なのですが、事業年度では今年度がちょうど第50期に当たるため、今年に50周年記念式典を行うことにしました。
式典で社員や関連会社の方々に配る記念品の一つとして、年史の作成を考えたのですが、式典まで1年ほどしかなく、社史の制作は時間的にも要員上も難しいと思われました。そんな折、短期間でできる社史ムービーの提案をいただいので、制作を決めました。
苦労された点はどんなところでしたか?
20年史を作成して以来、節目に行事の企画はあったものの、社史を作ることはありませんでしたので、写真を集めるのに一番苦労しました。本社だけでなく静岡工場内でもずいぶん探して、ようやく写真の入った段ボール箱を見つけたのですが、プラント外観や設備の写真ばかりで、バリエーションがないのです。社内報は定期的に発行していますので、そういった機会を利用して写真は意識して集め、整理しておくべきだと痛感しました。
どのような制作体制で臨まれましたか?
専任担当者を選任してもらえると思っていたら、そのつもりはなかったのですが、気が付いたら私が担当になっていて……(笑)。ほかに総務課スタッフ2名の応援を得て対応しました。20年史を作ったとき、専属の社員がついて6年かかっていましたので、戦々恐々といったところでしたが、実際にはスケジュールどおり進んでほっとしました。
完成したムービーをご覧になって、どんな印象を持たれていますか。
シナリオ、撮影していただいた内容ともに満足しています。最初は扱う出来事の重要度が違っていたり、時間軸のずれなど気になる点がいくつもありましたが、何度も打ち合わせて修正をしているうちに流れがよくなっていくのがわかり、結果的にはうまく仕上がったと思います。それと、ナレーター選びに成功したなと感じています。男女の方7人の声のサンプルをいただいたのですが、当社の映像の雰囲気には男性が合っていると思って選んだ方がぴったりでした。
記念品として配るだけでなく、式典でも上映されたそうですね。
はい。出席者全員で鑑賞しました。会場で見てしまうと、家で見てもらえないかな、とも思いましたが、気持ちが一つになるような雰囲気になり、式典の目玉になりました。皆しんとして画面を見つめていましたよ。「NHKのドキュメント番組を見ているよう」と感激していた社員もいました。
A4判の年表リーフレットを作成して同封されましたね。また、単なる年表ではなく、トピックスコラムを併載されて、読ませる内容になっています。
これもご提案いただいて作成しました。『20年史』には、いいことも悪いこともかなり率直に書かれていて、出来事の周辺を彩るエピソードが多く掲載されていました。そんなこともあったので、50年史の年表リーフレットに、そのエッセンスを取り入れようと思ったのです。8本のコラムにまとめたのですが、いろいろな方に声かけをしましたので、素材集めに時間がかかってしまいました。
これから年史を作られる方へのアドバイスをお願いします。
繰り返しになってしまいますが、一番苦労したのが写真集めでしたので、普段から少しずつ準備をしておくのが大切だと感じました。
ありがとうございました。
■イハラケミカル工業株式会社 プロフィール
「人と自然のニーズに応え、新しい価値の創造を通じ、豊かな人間社会の実現に貢献する。」という経営理念のもと、農薬原体及び農薬関連剤、医薬等の化成品、ウレタン用架橋剤等のアミン類などの製造、販売を行っている。