『NTTデータセキスイシステムズ20周年記念誌』
当社のルーツである2社の歴史をバランスよく掲載することに心がけました。
A4判 40ページ 並製本、2008年7月発行
株式会社NTTデータセキスイシステムズ 経営管理部経営企画グループ長 寺嶋 敏男 様
10周年に続き、2冊目の記念誌ということですが。
そうですね。10周年のときもつくりましたので、次は20周年、ということで制作が決定しました。今後も10年ごとに作り続けていくことになるのではないでしょうか。前回の10周年記念誌は前身のセキスイ・システム・センター(SSC)の10周年記念誌として発刊しましたが、今回の20周年記念誌は、特に近10年について、NTTデータの資本参加、それからセキスイ・システム・センターとアイザック(ISAC)の合併など、当社にとって重要な出来事が続きましたので、前回よりボリュームも増え、中身の濃いものになったと思っています。
企画面で重視された点はどのようなものでしょうか。
先ほどもお話ししましたように、当社のルーツは、セキスイ・システム・センターとアイザックという2社からなっています。どちらも積水化学工業の子会社としてITシステムの構築を担ってきたのですが、各社がそれぞれの特徴をもっているため、合併するまでの18年間は独立した歴史として掲載することにしました。そこで、2社の個性や良い部分をうまく反映させながらバランスよく描くことに一番気をつかいましたね。
どのような制作体制で臨まれましたか?
発刊が決まったのが1年半前の2007年3月なのですが、20周年の記念事業として、パーティーと記念誌を発刊することになりましたので、6人からなる記念誌編纂のワーキンググループを作って取り掛かりました。
製作にあたって、ご苦労されたことはなんでしょうか?
それほどボリュームもありませんので、当初は社内で原稿を作成する予定だったのですが、なかなか原稿が集まらず、出版文化社に作成をお願いすることになってしまいました(苦笑)。
また、今回のワーキンググループのメンバーは旧セキスイ・システム・センターが主体だったこともあり、アイザックについての資料の収集や聴き取りには苦労しましたね。旧セキスイ・システム・センターの場合、10周年記念誌を作っているので資料は残っていましたが、旧アイザックは資料も少なく、社員も比較的若い世代に移り変わっていましたので、創業当初を知る人がなくて大変でした。
社長様を含め、全従業員の写真が掲載されています。
会社が大きくなりましたので、社内で顔と名前が一致しないようなことが出てきまして、実用的な意味合いもあり、掲載しました。異動などでわかりにくくならないように50音順で並べ、社長も含め、役職はまったくつけていません。こういう掲載の仕方について違和感を持たれる方もおられるかもしれませんが、当社では、社長を含め、お互いを「さん」づけで呼んでおり、そういった合理的で平等な企業精神が、こういった掲載の仕方に影響しているかもしれませんね。
配布後の反響はいかがですか。
社員とOBにお配りしたのですが、特にOBの方には喜んでいただいております。
これから社史を担当される方にアドバイスがありましたらお願いいたします。
いずれ(社史・記念誌の作成)はやってくるので、記録、資料の保管はしっかりとやっておくほうがよいでしょうね。それから、自らの反省を含め、資料の掘り起こしや資料の整理を記念誌作成の初期段階でしっかりとやっておく必要があると思います。
どうもありがとうございました
■株式会社NTTデータセキスイシステムズ