こぼれ話 投稿の呼びかけはよく考えてから
投稿の呼びかけはよく考えてから
苦労してつくり上げた社史だからできるだけ多くの人に読んでほしいということで、最近は社員に投稿してもらったり、座談会を開いたり、社内アンケートの結果を載せるところも多いようです。
ここで問題となるのが、人の選択基準。アンケートのように全員参加・無記名であれば問題はありませんが、投稿や座談会は全員というわけにはいきません。
投稿についていえば、歴史の中のエポックとなる出来事をピックアップし、その出来事について詳しい社員に当時の思い出や現場の様子を、若手社員には将来への希望を語ってもらうというのが一般的でしょう。
しかし同期、同格のAさんとBさんが載っているのに、Cさんはなしというのでは、後々もめごとにもなりかねません。
このようなトラブルを避けるためにも、内容優先でえらぶのか、役職で決めるのかといった、誰もが納得できる人選の基準を初めに明確にしておく必要があります。
部門ごとに1人を、部内の人から推薦して決めてもらうというのも一つの方法でしょう。
また、投稿を依頼する際には、多少文章を修正したり、場合によっては掲載できない場合もあることを予め断っておくのが無難でしょう。(宮本)