こぼれ話 社員たちが将来を考える役に立てばいい

社員たちが将来を考える役に立てばいい

「社長のご指名やから、またよろしく」

50年史を作ったお客様から、55年史をご発注いただきました。
10年ごとに社史を作られるお客様は結構いらして、10年後にまたご指名いただいた経験はありますが、5年後というのはさすがに初めてで、思わず、「エッ、もう次を作らはるんですか!?」と口走ってしまいました。 このお客様の50年史は、文庫本スタイル。内容も小説タッチで、親しみやすさ、読みやすさという点では、私の担当物件の中でも群を抜いています。この思い切った企画は「飾りものはいらない、社員たちが将来を考える役に立てばいい」という社長様の鶴の一声から生まれました。

その狙い通り、社員さんには大好評。お取引先などお配りした外部の方々からも、通り一遍の礼状だけでなく、感想を寄せてこられたところが多かったそうです。

社内外共に“読まれた”“会社に親しみを感じていただいた”という効果を上げ、企画提案を差し上げた私にとっても、自信と誇りにつながった思い出深い仕事です。

しかし、ここ2〜3年の間に不祥事の続いた食品業界にあって、この会社も他社の不祥事に巻き込まれて多難だったとうかがい、心配していたところでした。そこへご連絡をいただいた次第です。
「ようやく乗り切れる自信がついた。この間の貴重な経験を後に続く人たちに伝えたい。タイトルは『激動の…』やな、今度は写真をいっぱい使って雑誌みたいに――」と、すでに具体的なイメージが出来上がっているご様子。

社史で企業を活性化するという当社のキャッチフレーズを地でいかれる勢いに、私自身も活性化された思いでした。
(企画営業担当 徳山 匡)

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