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表紙

『ネポン50年史』

社員参加型の社史を目指して数多くの投稿を掲載

ネポン株式会社 取締役総務部長 桐山 和雄 様

当社では、今回の『ネポン50年史』発行以前に、『25年史』が編纂されています。その内容は、口絵写真や年表を中心とした資料が主で、非常に簡潔で分かりやすい構成で、実用性のあるものでした。

『50年史』の編集方針を考えるときも、「親しみやすく、読みやすく、かつ資料として役立つものにしよう」というトップの意向もあり、基本的には『25年史』の方針を踏襲することにしました。ただ、社員に会社の歴史を簡単でいいから知ってもらおうと考え「概略史」を加えました。また、なるべく多くの社員に参加してもらうために、OBを含めて投稿をお願いしました。その結果、総226頁のうち工場や職場の社員を紹介した口絵が22頁、概略史17頁、年表27頁で投稿は85頁になりました。

私は『25年史』編纂の少し前に入社し、それからは総務畑ひと筋ですから会社の根幹に関する重要な事柄、全社的な諸行事等にはほとんど関わっており、最近25年のことはよく分かっています。したがって、それ以前のことは資料を探しながら、また先輩諸氏の話を聞いてまとめました。

編集体制は、(1)小回りがきいて (2)いろんな判断を即決でき (3)スピーディに作業が進み (4)編集意図の表現もしやすい…ということで私ともうひとりの社員の二人体制で臨み、役割分担を決めました。例えば、彼が資料や写真を集め私がそれをまとめる。彼が社内の投稿呼びかけや催促をしているときに、私が社外の方の祝辞をいただいて回る…といった具合です。そのため、重要なことはトップの判断を仰ぎましたが、とくに編集会議をしなくても日常会話で意思は十分に伝わりました。

いちばん苦労したのは、やはり写真集めです。25周年以前のものは、個人のつてを頼ったり倉庫をひっくり返して探しましたが、そのときに役立ったのが、写真を趣味としていた私の経験です。アルバムが古くて写真をはがせないもの、昔の印刷物でそのままでは使いにくいものは、全て複写して原稿にしました。また、最近25年の行事等については、総務という立場で全体のお世話をしていたため、自分で写真を撮ることができませんでした。結局、他の方が撮った写真を借りることになりましたが、自分のイメージに合うものが少なくたいへんでした。

編集を終わって、礼状や電話をいただいたときはまさに仕事冥利に尽きると思いました。また、社員はよく協力してくれたな、という思いが強く印象に残りました。「どうせ協力はしてくれない」と諦める前に、信頼することの大切さを学びました。

ありがとうございました

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