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表紙

『岡本70年のあゆみ』

当社70年の「ヒトづくり・モノづくり」のあらゆる側面を記録として残すことで、これからの人材を育て、OKAMOTOの過去・現在・未来をつなぐ社史となるよう制作しました。

A4判 320頁 並製本 2018年10月発行

岡本株式会社
総務部 部長 村上 正明様、奥野 美幸様

300ページを超える社史ですが、資料・情報収集はどのようにされたのでしょうか。

50年史 本編1

村上: 創業から50年の内容については、OBの方々がまとめられた「50年の活動記録」を元資料としました。近20年の出来事については、事業報告書、取締役会・役員会資料、社内報などを出典とした年度毎の情報を、「経営」、「商品・マーケティング」、「研究・開発」、「人材育成」などに分野わけして洗い出しました。近20年だけで、A3用紙で80枚近くの「基礎情報」資料ができました。

沿革史の本文では、その時々の社長様や社員様の想いがたくさん記述されている印象です。取材活動もされたのでしょうか。

50年史 本編2

奥野: ライターさんにたくさん取材していただきました。商品開発、経営戦略の内容を中心に、社長をはじめ、各事業に携わった現場の社員の方々に取材協力してもらいました。

資料の提供を含め、皆さんとても協力的で大変助かりました。同席していると、社内にいても「初めて聞く話」が数多くありました。取材回数は延べ30回を超えたと思います。

社史の制作中、最も苦労されたのはどんなことでしたか。

50年史 挿絵

奥野: 掲載する写真の収集、選定に苦労しました。やはり昔の写真はそもそも数が少なく、掲載写真も限られた枚数になりました。

また、プリント写真や画像データが見つからず、社内報やカタログなどから取り込んだ写真もたくさんあります。工場の奥に眠っていた資料を引っ張り出してきて、なんとか見つけた貴重な1枚・・・という写真もありました。

社史を制作されるうえで、特に心がけたことがありましたらお聞かせください。

50年史 座談会

村上: 人材育成の観点からも、各時代の先輩方の想いが伝わるものにしたいと思いました。

また、成功事例だけでなく、結果的にうまく進められなかった事柄についても、歴史としてしっかり記述することを考えました。

さらに、社史のケース・カバー・表紙・本文の章タイトルにいたるまで、当社のコーポレートカラーを使用し、統一的なデザインの社史を目指しました。

これから社史の制作を検討されている方々に、アドバイスがありましたらお聞かせください。

50年史 挿絵

奥野: 社史の制作は「本文」執筆のためのテキスト資料の収集から始まりますが、その一方でやはり写真収集をいち早く始めることをおすすめします。当社の写真は当社にしかありません。

また、社史の編纂委員の仕事は、写真を含めた資料収集、取材対象者の人選・日程調整、原稿やデザインのチェックなど多岐にわたります。それらを日々の本来業務と並行して進めることになりますので、編纂委員だけでなく、会社中のいろいろな部署に声をかけ、たくさんの社員の皆さんを巻き込んで進めていくほうが良いと思います。そのほうが、完成したときの喜びも、きっと大きいはずです。

また、出版文化社の担当者様が当社に寄り添い、チームとなって一緒に作り上げて下さったので、とても心強かったです。

お忙しいところ、ありがとうございました。

■岡本株式会社

1934年創業。1948年に岡本莫大小株式会社設立。国内トップシェアのレッグウェア専業メーカーであり、紳士・婦人から子供用までのスポーツソックス、ファッションソックス、パンティストッキングなど靴下類全般を製造販売している。また、顧客満足を実現するため、素材である糸の開発、編機の開発、医療用商品の開発など、幅広い自社独自の商品開発を進めている。
http://www.okamotogroup.com/

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